2015年7月19日日曜日

What is peace? のこたえ

先日の比較政治の授業で、
" What is peace?"という問いがでました。
Asian Peacebuiders Scholashipという名のプログラムに参加していて、これから平和学を修めるなら当然の質問だけれど、むずかしい。

そしてその日はちょうど、日本で安保法案が強行採決された日で、
まあそれとは関係なく、たまたまその日の課題文献がそういう内容だったのもあったけれど、
アジア5カ国から来たクラスメイトたちとそれぞれの平和の定義をシェアしました。



いろんな答えがあっておもしろかったんだけど、特徴的だったのは

No war/conflict
No violence
No hunger
No deprivation
No anarchy
No desire (ラオスのクラスメイトから出たこの答えは先生からとても仏教的な考えだ、っていうつっこみがあった)


"〜がない状態"という意味合いが多くでてきたこと。
たしかに、平和を定義づけするときに、あるものよりもないことに目を向けることが多い。

それを先生が指摘したときにマザーテレサの "I was once asked why I don't participate in anti-war demonstrations. I said that I will never do that, but as soon as you have a pro-peace rally, I'll be there. (以前、なぜ反戦運動に参加しないのかと聞かれたことがあったけど、わたしはそういうのには参加しない。でも平和集会にはもちろん参加するわ。)"という言葉をちょっと思い出した。

物事は捉え方しだいなわけで、どういうベクトルに向かってエネルギーを使うかはすごく大切。
わたしは反対するほうにエネルギーを使うよりも、賛成するほうに使ったほうがはるかに効率がいいとおもう。
なによりそのほうが楽しいしね。


だからこの平和の定義においても、なにかをなくすことよりも、なにがあったら平和と言えるのかに目を向けたいなと思ったのでした。




2015年7月8日水曜日

雨期と課題と暴風雨

早いもので七夕もおわり、あと一か月ちょっとで中南米コスタリカに飛ぶ予定!

先月から国際関係学に加えて比較政治学の授業も始まり、Academic Englishの授業も週に2回のプレゼンやエッセイに追いかけられてすっかり忘れていましたが、
フィリピンはただいま、絶賛雨期です。

雨期ってウガンダにもあったしーと思っていたけれど、さすがフィリピン。
ストームがありました。
2時間やそこらで止む雨とはわけが違うのね。
そしてきょうはその台風の影響とやらで、朝から学校が休みになりました。
勉強しに来ている身分としては不謹慎ながら、ひゃっほー!と叫ぶ気持ちを抑えられないくらいうれしかったり…。
もう次から次へと湧いて出てくるような課題の数々に溺れかけていたから…ちょっと余裕ができてよかった♩

最近は土日も課題に追われまくり、今週に至っては先週末からはじまった集中講義のおかげで土曜日も朝から授業です。
これがうわさの大学院生とやらか!というくらい大量の読み物と書くことに追われていて、アフリカで何もすることがないことに困っていた時期がなんだか懐かしく思えてきたり(笑)

そんなわけで、授業は難しいことがたくさんあって悩みつつも、自分の興味のあるテーマを調査することができるから結構おもしろかったりもします。国際関係学では中国のアフリカへの教育援助について調べているんだけど、わたしが思っていた以上に中国の影響力ってすごくて。

”教育援助”と言っても中国側はあくまで "文化交流"としての位置づけを主張しているから援助という線引きも難しいのだけれど、2012年には国費留学生としてアフリカ全土から5500人を中国に招聘していたり、とにかく援助の規模が大きい。
ウガンダにいた当時、子どもから大人まで(多かれ少なかれ偏見が含まれる)チャイナコールをされて非常に腹立たしかったんだけど、考えてみればあんな辺鄙なウガンダの村にまで中国という存在が知られているのはものすごいことなんだね。

と、課題に思いを馳せていたら、あしたとあさっても学校が休みになりました…(笑)
フィリピンの雨期ってすごいな…どうか洪水おきませんように。
安全第一でがんばります。