2015年5月30日土曜日

Tangerines

英語の第二モジュールが終わり、きょうから一週間ほど休暇にはいりました♬

今月半ばから、大学院の授業のひとつである国際関係学がはじまって、英語の授業も大詰めでプレゼンテーションやらディスカッションやらエッセイやらで、ずいぶんと睡眠時間を削った2週間でした…。

国際関係学(International Relationships)の3時間の授業についていくには、大量の英語の読み物をこなす必要があって、基本のセオリーを叩き込んでから実際に世の中で起こっている事柄に当てはめていくのはなかなか難しい。。先生の早口の英語どうこうよりも、そんなことでつまずいてますが、それでもいろんな国籍のクラスメートからそれぞれの国事情を聞くのはとても興味深いです。

先日、その授業でTangerines というエストニアとジョージア(グルジア)の共同製作映画をみました。( 参照:http://eufilmdays.jp/film/tangerines/ )




1990年代、コーカサス地域にあるアブハシアという地域での紛争中の出来事をモチーフに作られた映画。
このアブハシア、調べてみるとアブハシア共和国という名でグルジアからの独立を宣言していて、ロシアはそれを承認しているものの、世界の多くの国々からは未承認の国。
こんな国の名前、聞いたこともなかった。
この地域は民族も文化も多様で、知らなかったのがちょっと損な気分。


映画は、そんなアブハシアでオレンジの栽培をしているエストニア人の老人が、領土争いの最前線にいるグルジア人とチェチェン人の負傷兵を家で看病するところからはじまります。国同士の平和構築は難しくても、一人の人間として対話をすることで憎しみは慈しみに変わっていくのかな、と感じた映画でした。

授業のセオリーを生かしてもっと論理的に読み解きたいところですが、とりあえずバケーションにいってきます♬

2015年5月15日金曜日

プレゼンと通過儀礼

久々の更新!
気付けばフィリピン生活も3か月目に入りました。
相変わらず。フィリピン人に間違えられながらも楽しい日々です。

近頃は授業もすっかりレベルアップして、日々課題と眠気と闘ってます。
まだ自炊も続けているけれど、「いずれそんなこともしてられなくなるわよ」と先生から脅されました(笑)

そんなこんなで、論文を読んだり小さなペーパーを書いたり、スピーチやプレゼンの授業を通して自分の苦手なところが明確になって打ちひしがれながらも、すこしずつ時間が経つに連れて身についてきているのかな、なっていてほしいなーと思ったり。
大変な授業でもがんばれるのは、愉快なクラスメートたちのおかげです。

今週のSpeaking& Listeningの授業は文化人類学のトピックを扱っていて、きのうは通過儀礼についてのグループプレゼンテーションをしました。
3チームにわかれて、それぞれ成人式、結婚式、お葬式について各国事情を発表。
わたしは成人式チームで、パプワニューギニアの部族がやっている、ワニの文様を入れる成人儀礼を紹介したら、みんな写真見ただけで痛がっていました(笑)

全身にワニの鱗のような模様を入れたら一人前!

それからクラスメートが日本のお葬式について紹介していて、そのなかで死に衣装では着物を左前に着ると説明したら「なぜ?」と先生に聞かれて、たしかになんでだろう…と思ったり。日本にいたらあたりまえだけど、気付かないことっていっぱいあるのね。
あとカンボジアの元お坊さんだったクラスメートが、結婚のときにどうして薬指に指輪をするの?という疑問を持っていて、またまた、当たり前のことほどよく知らないなーと思い知らされました。

いろんなお国事情を知るのはやっぱりおもしろいし、同じところもあればちがうところもあるという発見がなんとも新鮮でした。